メラニン色素が皮膚表面に過多沈着する疾患です。一般的に顔の左右対称にあらわれますが、紫外線への露出が多い頬やおでこなどに多く発生します。男性よりは女性に多く見られ普通は思春期以降発生します。
1. バイタルイオント療法(イオン導入法)
美顔・若返り効果に優れたビタミンCですが、酸化しやすい不安定な物質なので以前はあまりスキンケアには使われていませんでした。お肌に直接ビタミンCを塗っても、すぐに空気中の酸素と反応してしまって効果がなくなってしまうからです。しかし、この不安定なビタミンCをスキンケアに使うための研究が重ねられ、ようやく実現しました。その方法とは、ビタミンCの代わりにビタミンCに変化するビタミンC誘導体を使う方法です。この方法を使えば皮膚に効率よくビタミンCを吸収させることができるので、薄く広がったシミやニキビを改善することができます。イオン導入法という治療法は、治しにくい皮膚の真皮層への浸透も高めることができます。施術後すぐ洗顔や化粧が可能であり、シミだけでなく小じわを改善する効果もあります。
2. イオンザイム療法
ビタミンCは、レチノールと呼ばれるビタミンA(抗老化剤)、ベータカロチン、AHA, 強い保湿力を持っているビタミンE(抗酸化剤)などを同時に浸透させることができ、より濃いシミにも高い効果が見られます。皮膚浸透力を400倍以上高めるため、シミはもちろん肌に弾力を持たせたり、小じわ改善、老化防止にも有効です。施術後すぐに洗顔や化粧が可能で日常生活を送ることができます。
3. オキシジェット療法
美白剤や皮膚栄養物質を塗布し、オキシジェットの酸素圧を使って、浄化された酸素を皮膚の真皮層まで深く浸透させます。皮膚スケーリング、クリスタルピール、ダイアモンドピールと併用すると最も効果的であり、美白効果やタルミ、シミ、老化皮膚などを改善します。
4. クリスタルピールスケーリング、ダイアモンドピールスケーリング
日常生活に影響を与えない軽い剥皮術で、表皮の色素を除去し新しい皮膚の再生を促す治療法です。軟膏剤や電気イオン導入法、オキシジェット療法を併用すると、より速く色素を除去することができます。
5. 美白海草剥皮
深い海から抽出した100%天然海草粉を、活性成分に混ぜてマッサージすることにとって、角質除去と剥皮効果が得られる新しい皮膚剥皮術です。既存の海草剥皮に美白成分を混ぜ、皮膚の状態に合わせて剥皮の深さを調節するため、豊かな経験と優れたテクニックが必要です。
6. 飲み薬と塗り薬
色が濃く広い範囲に渡る真皮性シミの場合、治療初期に一時的にトラネキサム酸という特別な薬を飲むことによって治療効果が高められます。ビタミンCを長期間服用したり、美白製品を長く使うことも多少効果があるかも知れませんが、このような方法は効果に限界があるため、捕助的な治療法程度に考えると良いでしょう。
シミ予防と皮膚管理はこのようにします。
まず上記のような悪化要因を避け、再発や悪化を防ぐためには、特にUVカットクリーム、日常的に使用しなければなりません。SPF(Sun Protection Factor)が15〜30の製品を肌のタイプに合わせて選択し、細かく広げて塗った後メイクアップしてください。
1. 小さいホクロ、イボ
炭酸ガスレーザーを使って除去します。イボは血管だけを選択し破壊するVビームレーザーで治療することもあります。レーザー治療は傷跡が残らないという利点があります。
2. 突出したホクロ
皮膚を細かく削るオビウムレーザーと炭酸ガスレーザーを使って除去します。
3. 先天的なホクロ、深いホクロ、青アザ
オビウムレーザーと炭酸ガスレーザーで皮膚表面をきれいにしてから、色素細胞だけを選んで破壊するQスイッチレーザーを使って残っている色素細胞を除去します。
小さいホクロやイボは一回の治療でほぼ除去されます。ホクロや青アザは1回の治療で80%以上治りますが、場合によって2回目の施術を行う場合もあります。 大きいホクロや特別なアザは、何回も繰り返して治療を行う場合もあります。
イボは再発しやすいので、治療後も注意しながら観察していかなければなりません。
1. 治療後2〜3日間は水にふれないように注意しながら処方された軟膏を治療部分に塗ります。かさぶたは7〜10日後に徐々に取れてゆきます。無理やりかさぶたを取ったり乾かしすぎたりすると傷が残る恐れがありますので、かさぶたが完全に取れるまで軟膏を根気良く塗ってください。
2. 治療範囲が大きい場合、乾くまで特殊な人工皮膚を貼ります。施術後3〜5回程度通院治療を受けます。
3. かさぶたが取れた後、紫外線が当たらないよう注意します。少しへこんだ部分は、時間が経つと新しい皮膚が徐々にできてきますので心配は要りません。
4. 青アザの場合、かさぶたが取れた後少し赤みが残りますが、徐々に改善されます。この時期からはUVカットと美白剤の使用を心がけ、美白管理を1週間おきに3〜4回程度受けたほうが、色素沈着予防や回復に良い影響を与えます。
ソバカスは、皮膚の色素細胞(メラニン細胞)が色素を多く作り過ぎることによって代表的疾患で、遺伝的な要因で現れることが多いです。紫外線の影響も大きく、妊娠やピル、ストレスなどで悪化することもあります。
エンディヤグレーザーやアレクサンドライトレーザーなどの、Qスイッチレーザーを使って治療します。このレーザーは、正常組織にはほとんど影響を与えないため、傷跡や色素沈着などの作用の恐れがありません。一般的に1回の施術で80%以上除去されますが、遺伝的疾患なので一部再発することもあります。
皮膚科レーザー施術後に、紫外線の影響を一番多く受けるのがソバカスです。したがって、SPF30以上の紫外線AとBを全部遮断するUVカットを塗ります。外出30分前に丁寧に塗り、またプールや海などでは汗や水に流されないウォータープルーフの選択がポイントとなり、長時間の外出には2〜3時間ごとに繰り返して塗ると効果的です。
傷跡が残らないため施術後すぐの洗顔や軽いシャワーも可能です。翌日からはかさぶたができ化粧も可能ですが、かさぶたが取れないよう化粧を落とすときには気をつけましょう。処方された軟膏をかさぶたが乾かないよう薄く広げて塗ります。かさぶたは5〜7日で自然に取れますが、できれば長く取れないようにすると良いでしょう。
日本の医師太田博士が初めて発見したことから名づけられた目の周りに現れる広い青アザです。多くは片目だけですが、約10%は両目に発生します。普通は生まれつきなのですが、一部は後になって現れることもあり、思春期が過ぎるとだんだん濃い色になる場合もあります。自然になくなることはありませんので治療しないと一生続き、極めて少ないケースですが、悪性黒色腫という皮膚癌へ発展することもあります。
 
1. レーザー治療 
最近は主にレーザーを使って簡単に治療しています。太田母斑治療に使うレーザーは、Qスイッチ方式のエンディヤグレーザーやアレクサンドライトレーザーなどがあって、このようなレーザーは正常皮膚には影響を与えず、真皮深く位置しているメラニン細胞だけを選択し破壊します。しかし色素の位置が深いため、通常は1〜3ヶ月間隔に1回ですが、状態によっては3〜10回程度施術を受けると効果が高められます。
2. メディカルスキンケア

約2ヶ月間隔でレーザー治療をしながら、その間1〜2週間隔でイオン導入法、イオンザイム、オキシジェット療法、クリスタルピールスケーリング、ダイアモンドピールスケーリングなどの美白効果を持つメディカルスキンケアを併用するとより一層効果的です。またレーザー治療後の色素沈着を予防・治療できる利点があります。